原産国 | エル・サルバドル | コク | ★★★ |
生産者 | サンタテレサ農園 | 香り | ★★★★ |
標高 | 1250〜1350m | 苦味 | ★★★ |
品種 | パカマラ | 酸味 | ★ |
入港時期 | 一年以内の生豆 | 甘味 | ★★★★ |
備考 | 温泉水による精製 | 焙煎具合 | シティー強 |
ブルボン種とマラゴシペとを交配して誕生したのがこのパカマラ種です。マラゴシペの大粒の資質とブルボンが持つ多様な味の要素とが融合した珍種といえます。エルサルバドルでは付加価値の高いこのパカマラに力を入れ始めパカマラ種への品種の転換が進んでいるようです。
パカマラ種は粒の大きさが極端にばらついている店が欠点ともいえます。あまりに大きさが違うため豆への熱の入り方に差が出てしまい、特に私共ような直火型の焙煎機には厳しい豆といえます。
エルサルバドルには多くの火山があり、各地で温泉が湧き出ています。この農園では85度の温泉水を32度あたりまで下げ豆の水洗いの際に使用しています。農園の説明では、この温泉に含まれる臭化カリウムがコーヒーの成分に作用し甘味を高めるとのことらしいですが、化学に疎い私共には実際のところはよくわかりません。しかし、この豆の味の特徴としては甘味と甘い香りにあることは確かです。