| 原産国 | エチオピア | コク | ★★★ |
| 生産者 | ハラール地方 零細農家 | 香り | ★★★★ |
| 標高 | 2000m〜2100m | 苦味 | ★ |
| 品種 | エチオピア在来種 | 酸味 | ★★★★ |
| 入港時期 | 2007.10 | 甘味 | ★★ |
| 備考 | 無認証 オーガニック | 焙煎具合 | フルシティー弱 |
エチオピア北部高原一帯のハラール地方は零細農家が昔ながらの伝統的な農法を守り続けています。オーガニックですが認証を受けていません。農民にとっては、オーガニックであることは特に付加価値が高いことではなく「至極当然のことに過ぎない」からです。勿論、認証を得るための諸費用にお金を使う経済的な余裕もないことでしょう。(エチオピアに認証機関が存在するかどうかは不明ですが)世界にはオーガニックでありながら高額な認証料を支払うことを断念する農家は少なくありません。私共が販売しているパレスチナ・オリーブもそうです。
さて、エチオピア西部高原地帯のイルガチャフェ地方にはここ数年のうちにいくつかの精製工場が外国資本によって建設されました。ここでは、フルウォッシュドによる精製がおこなわれています。つまり、豆(=種)の周りの果肉の除去から、最後まで豆についているヌルヌルの除去までを大量の水によっておこなう方式です。この精製法は全世界の大部分を占めるまでになりました。見た目がきれいで、焙煎する者にとっても選別が楽になり大いに助かるわけです。
しかし、水洗式の豆は「ナチュラル」と称される乾式の古典的な精製法に比べ、どうしても香りが落ちてしまうように思えます。「ナチュラル」の代表はモカとブラジルです。・・・収穫したチェリーをそのまま石臼(モカの場合)で挽き種を取り出す(そのため種の柔らかいモカはつぶれたものが多数出てしう)。・・・すでにブラジルでは水洗式の方が多くなりました。
これからモカはどうなっていくことでしょう。2006年、遠くから聞こえてきた話では、アメリカの某多国籍コーヒーチェーン店がエチオピアからの買い付けを大幅に増やすことを決定したそうです。イルガチャフェ地方で買い付け予定量に満たなくなれば他の地域での新たな水洗式精製工場建設に出資することも考えられます。
老眼鏡を手放せない私共が一般の豆の倍以上の時間をかけて選別することに根負けし、きれいなモカに切り替える日がやがて訪れるかもしれません。
さて、味の方は基本的に「モカ・ハラー・しめぎ」と同じです。香りがやや後退しているかな〜、という程度です。どうぞお試しください。
なお、モカ生豆の選別はあまり神経質にならぬようにしています。色つきにムラが生じますがご了解ください。